『誰も知らない』『奇跡』『そして父になる』などの代表作で家族の在り方にスポットライトを当ててきた是枝裕和監督の『万引き家族』が今年、カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞しました。オーストラリアでは同作の一般上映はまだですが、6月のシドニー映画祭で急遽上映され、チケットは見事ソールドアウトに。家族という存在や人と人のつながりを描き非常に見応えのあった『万引き家族』の、あらすじや見どころ、メディアを通じて見たオージーの反応などをまとめました。
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芸術家アイ・ウェイウェイ監督の映画『ヒューマン・フロー』を難民週間のオーストラリアで鑑賞
世界で6,850万人に上るといわれる難民の現実を描いた映画「ヒューマン・フロウ(Human Flow)」は、中国出身の芸術家で自身も政治難民のアイ・ウェイウェイによるドキュメンタリー作品です。紛争や迫害、気候変動など危機的状況の続く故郷から逃れ、辿り着いた先でも多くの困難に苦しむ世界の難民の実情がフィルムに収められています。同作品を、世界難民の日にちなんでオーストラリアで開催された「難民映画祭」で鑑賞した感想と合わせて、世界やオーストラリアの難民の現状についても考えてみました。
【映画】アカデミー賞、オーストラリア出身者は編集賞『ダンケルク』のリー・スミス
第90回・米国アカデミー賞の編集賞を授賞した『ダンケルク(Dunkirk)』の映像編集技術者リー・スミス(オーストラリア出身)のキャリアや、アカデミー賞授賞者のスピーチに登場した「インクルージョンライダー」というキーワード、「多様性」「包摂」の概念についての雑感もまとめました。
【映画】「ブレードランナー2049」はファンタジーか、SFか? オーストラリアで鑑賞記
2017年10月に公開された映画、「ブレードランナー2049」はダークファンタジーか、SFか。前作とのつながりや、今作の見どころを紹介。
