シドニービエンナーレで、日本人アーティスト高山明さんのビデオ・インスタレーション作品が展示中です。高山さんの作品は、多民族・多文化国家のオーストラリアで世界各国の出身者による伝統の歌や詩のパフォーマンスを映像に収めたもの。一般公募で集まったという出演者がどんなステージを展開し、それがどのような作品になったのか、そしてオーストラリアの鑑賞者はそれをどのように観たのか、実際に訪れた展示会場の空気から感じたことをまとめました。
月: 2018年3月
シドニービエンナーレ7会場鑑賞の最適ルートガイド、日本人作家の作品も
シドニー市内7カ所の会場で、現代アート展ビエンナーレ・オブ・シドニー(Biennale of Sydney)が3月16日から始まりました。各会場で見られるアーティスト作品と、会場の特徴やアクセス方法、見て回りやすいルートなどを、実際に鑑賞した体験を基に紹介します。
今回は注目の日本人現代アーティストも5人(井上亜美、流井幸治、柳幸典、野口里佳、高山明)参加しています。
【アート】第21回ビエンナーレ・オブ・シドニー – ディレクター片岡真実、注目作家アイ・ウェイウェイ
2年に1度の現代アートの大型展「ビエンナーレ・オブ・シドニー」が今年も約3カ月にわたり開催されます(3月16日〜6月11日)。第21回目の今年は日本人キュレーターの片岡真実さんを芸術監督に迎え、35の国と地域のアーティスト70組の作品がシドニー市内7カ所で展示されます。観賞は全て無料です。今回の開催テーマや、目玉となる芸術家アイ・ウェイウェイなど、見どころとなるポイントをご紹介します。
【映画】アカデミー賞、オーストラリア出身者は編集賞『ダンケルク』のリー・スミス
第90回・米国アカデミー賞の編集賞を授賞した『ダンケルク(Dunkirk)』の映像編集技術者リー・スミス(オーストラリア出身)のキャリアや、アカデミー賞授賞者のスピーチに登場した「インクルージョンライダー」というキーワード、「多様性」「包摂」の概念についての雑感もまとめました。
【書籍】シドニー公共フェリーの名称になる国民的絵本作家「メイ・ギブス(May Gibbs)」の作品と生涯
港湾都市シドニーの公共フェリー(シドニーフェリー)に導入された新型船舶の名称が「メイ・ギブス(May Gibbs)」に決定したと2018年1月末、NSW交通局が発表しました。フェリーの名称決定の経緯と併せて、オーストラリアの著名な絵本作家/児童文学作家/イラストレーターであるメイ・ギブスの作品と生涯をみていきます。
